前回の記事で結局は光クロスが未提供だということが発覚し、運用することなく遊びかけていたRTX1300ですが、なんとか活用する方法を見出すことにしました。
今の環境は、
【小型ONU】─【NVR510】─【LAN】で、NVR510にひかり電話をぶら下げています。光クロスに移行した際は、小型ONUの提供が無いので、
【ONU】─【HGW】─【RTX1300】─【LAN】で、HGWにひかり電話をぶら下げる方向で考えていました。
ひかり電話がある以上、HGWの利用を避けられないこと、RTX1300のCPUでは頭打ちになりがちなIPv4パケットのデカプセル化をHGWに丸投げし、ボトルネックを解消すべく、あながち捨てたものじゃない構成を考えていましたが、HGWを使う構成だとRTX1300配下のLANのIPv6アドレスをセグメントごとに区切れないという、残念なことが発覚していました。※RTX1300では頭打ちになると言ったことは、ChatGPTとの会話で知った。環境が無いため、どの程度のものか検証不可のため留意。
素直にHGWの配下にRTX1300を設置する場合
正直、各プロバイダーはこういった構成の仕様を想定しています。YAMAHAも推奨構成。この構成を取る場合は、IPv4とIPv6のフルデュアルスタックをあきらめる。もしくはVLANでセグメント分けをあきらめる。といったことを許容できれば、IPv4の処理をHGWに任せられ、速度も担保される(たぶん)。ChatGPT曰く、HGWはデカプセル化やNAT処理など用に専用チップが搭載されいるとのこと。
このケースの我が家のデメリットは、IPv6未対応のネットワークが残置されてしまうこと。それを許容しても、サーバーセグメント、自分専用セグメント、家族セグメント、家電・IoTセグメントなどをすべて一つのネットワークにまとめないといけないこと。諦められる人はいるかもしれませんが、私はやっぱり用途ごとにセグメントを分けておきたい派です。ちなみに自分専用セグメントはさらに有線と無線のネットワークを分けているため、結構細分化されています。
セグメント分けをあきらめない構成にする場合
なぜ、HGWを使う構成だとセグメントが分けられなくなるのかというと、簡単に言えば、HGW自身VLANなどセグメントを管理する機能はなく、もちろんVLAN毎にIPv6アドレス(プレフィックス)を区切る機能が無いからです。そういった機能を持ったルーターにIPv6プレフィックスを再配布するわけですが、その際にHGW配下のルーターはプレフィックスを/64で受け取ることになるためです。そうならないようにするためには、HGWでIPv6を受け取り、配下のルーターに再配布する形ではなく、初めからRTX1300などのルーターでI受け取ればいいわけです。※フレッツ光ネクストのひかり電話無プランのぞく。
このケースのデメリットは、デカプセル化やNATの処理に対するボトルネックを許容するということ。
セグメント毎に分けられなくても、IPv6にNATをかければだって?うーん…。
実際の構成
私が実際に試したルーターがRTX1300ですが、RTX830とかRTX840などでも可能と思います。
この構成はもちろんプロバイダー及びYAMAHAで非推奨・動作保証外です。今後使用できなくなる可能性もあります。それらのことと、私自身長期運用実績が無いため、詳しいコンフィグやコマンドは割愛します。Webを検索すると他サイトで詳しくやっています。もし、反響等あれば、図やコマンド等の掲載を検討することとします。
【小型ONU or ONU】─【RTX1300】この配下に
┬【NVR510のWANポート】
└【LAN】
となります。設定や仕組みの概要は、ONU直下のルーターはプロバイダーからインターネット用のIPアドレスの他、NGN網からひかり電話用のIPアドレスを受信します。YAMAHAのルーターであれば、ip onu1(lan2) address dhcpで受け取っています。これは通常、ウィザードでプロバイダー接続をしていくと、上記の構成であればRTX1300のWANインターフェースに設定されます。これを、RTX1300からnoコマンドで削除し、NVR510のWAN(lan2)に同コマンドを設定。さすがにこれではわかりづらいため、コマンド例は以下です。
#RTX1300 no ip lan2 address dhcp #NVR510 ip lan2 address dhcp ひかり電話系のコマンド一式(ひかり電話の設定ウィザードでも化) no ipv6関連
上記のコマンドを設定しないと、RTX1300とNVR510間でIPアドレスを取り合い、ひかり電話が繋がりません。まだ、検証が不十分ですが、RTX1300とNVR510のlan1などのLANインターフェースを接続する必要があるかもしれません。
以上で一応はひかり電話が使えることが確認できました。ちなみに小型ONUをRTX1300のSFP+ポートに直収することも動作保証外のでご注意ください。
最後に
一応、これでRTX1300の活用方法も見えてきました。ちなみにインターネット接続(IPoE)処理を現行のNVR510からRTX1300に変えても速度やPing値にほとんど変化はありませんでした。


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